海外勢と個人売り越す、SQ絡みの取引も影響-9月2週日本株需給

9月第2週(6-10日)の日本株 市場では、海外投資家と個人投資家がともに売り越した。株価指数先 物・オプションの特別清算値(SQ)算出があった影響で、海外勢は 先物では買い越すなど、SQ算出に絡む取引の色彩も濃かった。

東京証券取引所が16日に発表した同週の投資部門別売買動向に よると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は 2週ぶりに売り越した。売越額は445億円(前の週は605億円の買い 越し)だった。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トは、海外勢の動向について「SQをきっかけに、現物売りと先物の ショートカバー(売り持ち高の買い戻し)を組み合わせる取引が広が った」と見ている。

大阪証券取引所が16日発表した日経225先物の取引状況では、差 し引き586億円の買い越しだった。東証が同日公表したTOPIXな どの株価指数先物でも、海外勢は859億円の買い越しとなっていた。

また、個人投資家は2週連続で売り越した。売越額も1292億円と、 前週の779億円から拡大。SQ算出前の戻り局面での売りに加え、「4 月上旬の日経平均株価の年初来高値近辺で信用取引で買った投資家が、 決済期日を前に手じまった影響も重なった」と、三浦氏は指摘する。

このほかの投資部門では、証券自己が1429億円の買い越し、信託 銀行が515億円の買い越し。生保・損保が128億円の売り越しなど。

9月2週の日本株は、円高進行が重しとなる場面もあったが、米 国景気の先行きに対する過度の悲観が後退したことで、日経平均は週 間で125円(1.4%)上げた。