首相:民主党幹事長に岡田外相、17日中にも内閣改造(Update2)

岡田克也外相は16日午後、菅直 人首相との会談後、民主党の幹事長就任要請を受諾した。岡田氏は 同日夜、官邸で記者団に対し「外相としてやり残したことが多く残 念だが、国民の期待に応える政治をするため幹事長を受けた。天命 と思ってしっかり頑張りたい」と述べた。焦点の幹事長人事が固ま ったことで、菅首相は17日中にも内閣改造を断行し、新体制を整え る。

岡田氏は57歳。代表経験者だが、60歳代の鳩山由紀夫前首相、 小沢一郎前幹事長の「トロイカ」に続く世代に位置している。代表 選で国会議員が2分された党の融和や、参院で野党が多数派を占め る「ねじれ国会」への対応などで次のリーダーとしての手腕が問わ れる。岡田氏は「政治とカネ」をめぐる問題や政治手法の面で小沢 氏には批判的で、代表選でも菅首相支持を早くから打ち出していた。

政治アナリストの伊藤惇夫氏は、岡田氏の幹事長起用による今 後の党内情勢について「小沢グループからすれば、岡田氏は菅氏支 持派の中心的な存在の一人だから、内心は面白くないところがある と思うが、ここで反乱を起こすような状況はできない」と指摘。「こ れからの幹事長としての仕事を『お手並み拝見』ということで見守 るのではないか」と見通した。

党役員・内閣改造をめぐっては、仙谷由人官房長官と野田佳彦 財務相、蓮舫行政刷新担当相、国民新党の自見庄三郎金融担当相の 留任が固まった、と16日の共同通信は報じた。岡田氏の幹事長就任 で閣僚人事では外相ポストが新たな焦点となりそうだ。

首相との会談に先立ち、岡田氏は都内で仙谷氏とも会談。仙谷 氏は午後の会見で、会談では「基本的なこれからの政権運営をどう していくのか、挙党態勢をどうつくっていくかということ」につい て意見交換したことを明らかにした。仙谷氏は岡田氏に関して「何 でもできる人だと考えている。そういう評価をして敬意を払ってい る」と語った。

また、仙谷氏は会見で、党役員・内閣改造の人事について「そ れなりに煮詰まっているのではないか」と述べた上で、週内に決定 するとの見通しを示した。

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