シャープ片山社長:堺工場の液晶パネル減産を月内にも解除

液晶パネル国内最大手のシャープは 堺工場で実施していた減産体制を月内にも解除する。片山幹雄社長が大 阪市内での記者懇親会で明らかにした。同社は需要の鈍化などで8月上 旬から約10%の減産を実施していた。

片山氏は、液晶パネルの需要について、年末商戦への積み上げが始 まってきていることなどを理由に「タイトな感じに間違いなくなってき ていると思う」と話し、堺工場の操業について「9月で減産は終わり、 元に戻る」との見通しを示した。

広報担当の福井貢氏によると、堺工場は昨年10月に操業を開始。当 初の生産能力は月産3万6000枚でスタート。その後はフル生産状態が続 き、7月に7万2000台まで能力を引き上げた。しかし、中国における在 庫増などで需給が悪化。8月上旬から約10%の減産に踏み切っていた。

シャープの株価はこの日午前、一時前日比1.2%安の860円まで下 げたが、午後に入って堺工場での減産解除の報道を受けて急騰。同2.6 %高の893円で取引を終了した。