【テクニカル分析】最高値更新の金、1300ドルに到達か-コメルツ銀

ドイツのコメルツ銀行のテクニカ ル分析によると、過去最高値を更新した金相場は向こう数週間に1オン ス当たり1300ドルに上昇する可能性がある。

添付のチャートは、金相場が、昨年12月の水準から導き出された 上値抵抗線1282ドルに向かっていることを示す。終了した17週の相場 サイクルや短期的な高値に基づけば、10月初めまでに「心理的な」水準 である1300ドルに上昇すると予想される。

コメルツ銀のテクニカルストラテジスト、アクセル・ルドルフ氏は リポートで「2008年終盤以降見られるサイクルによれば、10月第1週 までに1300ドル付近に達するはずだ」と指摘。「11年1-6月(上 期)には当社の中期的上昇目標である1390-1400ドルに達すると予想 されるが、その前に小幅な修正に入り、少なくとも1250ドル近辺に下 落するだろう」との見方を示した。

投資家が欧州での金融不安に対する防御手段を求めていることに加 え経済成長の鈍化が予想されるなか、金現物相場は14日、最高値の

1274.95ドルに達し、年間ベースでは10年続伸する可能性がある。金 相場の上昇率は今年、世界の株式相場や米国債、大半の金属をしのいで いる。

2番目のチャートは、08年10月から09年2月にかけての金の上 昇相場からフィボナッチ数列に基づいて算出された161.8%のエクステ ンションに相当する1400ドル近辺が次の「心理的」水準となることを 示す。エクステンションの予想は09年4月の安値を起点としている。

コメルツ銀のアナリスト、カレン・ジョーンズ氏は電話インタビュ ーで、08年10月の安値は17週サイクルの相場パターンと直近の強気 トレンドの始点であるため重要と指摘した。09年4月の安値は約2年 間の上昇相場が始まって以降、初めての主要な下落局面であったため、 エクステンションを予想する際に利用された。