バークシャー株価、リーマン破たん直後の水準を回復-なお過小評価も

【記者:Andrew Frye】

9月16日(ブルームバーグ):著名投資家ウォーレン・バフェット 氏が率いる米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイの株価が1年 11カ月ぶりの高値に上昇している。最高経営責任者(CEO)を務め るバフェット氏は、同社が米経済と歩調を合わせて成長していると発 言していた。

15日のニューヨーク証券取引所(NYSE)の通常取引で、バー クシャーのクラスA株は790ドル高の12万5300ドルで終了した。12 万5000ドルを上回ったのは、リーマン・ブラザーズ・ホールディング スが経営破たんした直後の2008年10月6日以来。

バフェット氏は週内に開催された会議で、米景気が二番底に陥る 可能性を否定し、バークシャーが所有する事業が成長を続けていると 述べた。工作機械やレジャー型多目的車(RV)、鉄道貨物の需要が回 復する中で、同社は雇用を拡大しており、株価の年初来上昇率は26% に達している。これはS&P500種指数が1%未満の上昇にとどまっ ているのとは対照的だ。

モーニングスターのアナリスト、ビル・バーグマン氏はインタビ ューで、「バークシャーの株価はまだ過小評価されていると考えている」 と指摘。景気の回復に伴い、「リセッション(景気後退)で深刻な打撃 を受けた傘下の事業会社の収益力」によって、バークシャーが恩恵を 受けるとの見通しを示した。

バークシャーの株価終値の過去最高値は07年12月10日に記録し た14万9200ドル。その後はリセッションによる需要減退や、株安に 伴うデリバティブ(金融派生商品)の損失に直面し、株価は09年3月 5日に6年ぶりの安値となる7万2400ドルに落ち込んだ。

同社は09年に全社で2万人を上回る人員削減を断行。経費抑制効 果と景気拡大による支出増の影響を受けて、今年1-6月(上期)は 製造業部門の利益が急増した。製造業とサービス、小売事業の利益は 4-6月(第2四半期)に6億7100万ドルに倍増している。

ブルームバーグが実施したアナリスト5人を対象にした調査の予 想平均では、同社の7-9月期の営業利益は1株当たり26%増の1669 ドルとなると見込まれている。