宝山鋼鉄や吉利汽車、中国の自動車重量10%削減目指す-競争力強化へ

中国の宝山鋼鉄が、国際的な自 動車メーカーの要求基準を満たすため、中国の自動車メーカーと組 んで、車両重量の最大10%削減を目指している。宝山鋼鉄は、国内 の自動車向け鉄鋼製品の半分を供給している。

宝山鋼鉄で自動車用鋼板の研究開発責任者を務める王利氏は、 中国の自動車は外国車に比べて5-10%重いと述べ、重量を減らす ことで燃費を6-8%削減できると説明した。プロジェクトには同 社以外に中国の自動車メーカー5社などが加わっており、スウェー デンのボルボ・カーズを買収した浙江吉利控股集団傘下の吉利汽車 控股も含まれる。

IHSグローバル・インサイトのマネジングディレクター、忻 天舒氏(上海在勤)は、「車の重量を減らし、エネルギー効率を改 善することで、中国の自動車産業は欧州や日本のメーカーに対する 競争力を高めることができる」と指摘。「中国は向こう5-10年で 自国モデルを世界の競合他社と肩を並べる水準に引き上げたいと考 えている」と話した。

王氏によると、宝山鋼鉄は日産自動車が2年以内に中国市場に 投入する計画の新モデルにも製品を供給する予定だ。