加キャメコ:現物市場で今年ウラン購入-値下がりに乗じる

世界2位のウラン生産会社、 カナダのキャメコは今年、価格下落の機に乗じた投資として、現物市 場でウランを購入した。

米ユーエックス・コンサルティングによると、酸化ウランのス ポット価格は3月1日終了週に、1ポンド当たり40.50ドルと、年 初来安値を付けた。これは昨年末を9%下回る水準。以来、価格は上 昇に転じ、48ドルと約10カ月ぶりの高値に達している。

キャメコのマーケティング・事業開発担当シニアバイスプレジ デント、ジョージ・アッシー氏は14日、ロンドンでのインタビュー で、「今年はウランが良い投資対象と考えたことが何度もあり、それ を実行した」と述べた。その上で、「市場価格が非常に魅力的とわれ われが考える水準になることもあるとみられ、その場合には買い入れ る方針だ」と付け加えた。

さらに、最近の価格上昇について、ウランの良好なファンダメ ンタルズを反映していると指摘。世界原子力協会(WNA)によれば、 世界で稼働中の原子炉440基に加えて、59基が建設中だ。

ロシアの核兵器を解体し回収したウランを米国の原子力発電所 の核燃料として再利用する米露間の協定は13年に期限切れを迎える。 それによりウラン供給が縮小すると、アッシー氏はみている。また、 キャメコは現物市場でのウラン購入を拡大する選択肢を「除外」して いないという。