国際帝石株が下落、円高影響で業績先行き警戒-UBS証は格下げ

国際石油開発帝石の株価が前日比

2.3%安の40万2000円まで下落。北米の原油パイプラインの稼働再開 観測などから15日の海外原油先物が続落したほか、一部アナリストが 円高想定などから業績予想や投資判断を引き下げ、売りが先行した。

UBS証券の伊藤敏憲アナリストは15日付リポートで、業績予想 の前提となる10月以降の為替想定を1ドル=90円と、従来(6月以降 95円)から円高方向に修正したほか、費用想定なども見直し、今期 (2011年3月期)の連結純利益予想を1140億円から1100億円、来期 は1420億円から1150億円、13年3月期は1600億円から1250億円に それぞれ下方修正した。

その上で、イクシスLNG(液化天然ガス)プロジェクトなどの貢 献で高成長が期待されるのは16年以降だと同氏は予測。業績予想の減 額に加え、増資による1株利益の希薄化、同業他社のバリュエーション 変化などから、目標株価を80万円から42万5000円、投資判断を「買 い」から「中立」にそれぞれ引き下げた。

15日のニューヨーク商業取引所の原油先物10月限は前日比1%安 の1バレル=76.02ドルで終了。カナダから米中西部へ原油を輸送する エンブリッジ・エナジー・パートナーズのパイプラインが操業を再開す る、との当局者発言により、需給ひっ迫期待が後退した。

同社株の下落が響き、東証1部鉱業指数は前日比1.7%安の295.42 で午前の取引を終了、業種別下落率首位となった。