チャイナ・モバイル:ネット検索エンジンを来年投入-百度追撃狙う

顧客数で世界最大の電話会社、チ ャイナ・モバイル(中国移動)は来年、インターネット検索エンジン を投入し、中国最大手の百度(バイドゥ)に対抗する計画だ。同社は 携帯電話市場の鈍化を受けて、データサービスに成長の場を求めてい る。

チャイナ・モバイルの王建宙会長(61)は15日、中国の天津市で の世界経済フォーラム(WEF)夏季ダボス会議でインタビューに応 じ、「中国の携帯電話普及率は非常に高いため、伸びが鈍化するのは極 めて当然だ」と述べた。さらに、「多くの株主から『次の成長をけん引 するのは何か』と問われている。それはデータだと考えている」と説 明した。

同社の収入はこの10年で7倍近くに増え、時価総額は米AT&T や英ボーダフォン・グループをしのぐ。百度が主導する検索エンジン 市場への参入は、チャイナ・モバイルがこれまで達成してきた成長モ デルが終わりを迎えた可能性を浮き彫りにするものだ。中国の電話市 場が飽和状態に達する中で、同社は収益拡大を目指し、日米欧の各社 に続いてデータサービスに軸足を移している。

チャイナ・モバイルの株価は今年に入り、香港市場で6.7%上昇。 同社の成長に対する懸念が広がる中、上昇率はチャイナ・ユニコム(中 国聯通)の14%、チャイナ・テレコム(中国電信)の30%をいずれも 下回っている。