日バルカー株が1年3カ月ぶり高値、封止材受注好調で業績上振れへ

工業用ゴム・プラスチック部品や パッキング材などを製造する日本バルカー工業株が一時は前日比7% 高の228円と急伸。2009年6月19日以来、約1年3カ月ぶりの高値 水準を回復した。半導体製造装置向けや重化学工業の各種プラント向 けに封止材が好調で、通期業績の上振れが見込まれている。

同社SR室担当者によると、半導体や自動車産業の生産が回復、 半導体製造装置などで使われる高機能封止材の受注が想定以上に伸び、 シール製品部門の通期(2011年3月期)の営業利益は前期比3倍の30 億円以上になる見込みという。また、半導体産業向けに機能樹脂製品 も伸長、通期で28億円(前期比2.6倍)を計画していた連結営業利益 は上振れ必至の状況になっている。

立花証券では、今期の連結営業益利益が前期比2.8倍の30億円に なると試算、今期1株利益は19円30銭、来期21円40銭になるとみ て、投資判断を「強いアウトパフォーム」で継続している。

日バルカーSR室担当者は、16日付の日本経済新聞朝刊が報道し た同社業績観測記事について、投資家説明会などですでに公表した内 容をまとめたもので、特に新しい話はないと説明。10月27日の4- 9月(上期)決算発表時に事業の状況などを説明する、としていた。