ドイツの成長率見通しを上方修正、今年は3.4%に-経済研RWI

ドイツの主要経済研究所の一つ、 ライン・ウェストファーレン経済研究所(RWI)は、同国経済の2010、 11年の成長率見通しを6月時点の予想から上方修正した。4-6月 (第2四半期)の「予想外の力強さ」を理由に挙げている。

RWIは15日、電子メールを通じ、欧州最大の経済国ドイツは 10年に3.4%、11年は2.2%の成長がそれぞれ見込まれると発表。従 来予想は10年が1.9%、11年が1.7%だった。

ただRWIは「全体としてみればドイツ経済は上向きだが、予想 外の力強さを見せた国内総生産(GDP)統計が示すほど飛び抜けて 好ましい状況ではない」とし、「生産の面でも製造業受注の面でも危機 が始まる前の水準には戻っていない」と指摘した。

またRWI同様、ドイツ政府向けに経済見通しをまとめる主要研 究所であるハレ経済研究所(IWH)とキール世界経済研究所(IF W)もこの日、共同で経済見通しを発表。ドイツの成長率は今年3.5% に拡大した後、来年は2%への減速を見込んでいる。いずれの研究所 も、ドイツは11年には財政赤字の対GDP比が3%未満となり、再び 欧州連合(EU)の財政規律を順守することが可能と予想している。