南アのアングロゴールド:金ヘッジ取引解消へ-1170億円の調達計画

南アフリカ共和国の産金最大手、 アングロゴールド・アシャンティは、株式と転換社債の売却により約 13億7000万ドル(約1170億円)を調達し、金ヘッジ取引の解消に 充てる計画だ。これにより過去最高水準にある金相場の上昇の恩恵が受 けられるようになる。

アングロゴールドのマーク・キュティファニ最高経営責任者(CE O)は15日発表した文書で、これにより「完全に金相場の変動リスク にさらされることになるだろう」としている。

アングロゴールドは、将来の金の生産分を現行水準より低い固定価 格で販売する契約を解消することにより、年間ベースで10年続伸して いる金相場上昇の恩恵を受けようとしている。ヘッジファンド運営会社 のポールソンが同社の株式の12%を保有している。

産金最大手、カナダのバリック・ゴールドは昨年、相場下落リスク に対するヘッジ手段であるこのような販売契約を解消するため約50億 ドルを支出した。アングロゴールドは15日、来年は「堅調な金の相場 環境」が予想されるとの見方を示した。

金相場は14日、過去最高値の1オンス当たり1274.95ドルに達 した。英調査会社GFMSの6月の発表によると、金ヘッジ取引は1- 3月(第1四半期)に78万オンス減少し675万オンスとなった。

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