米シティ:UBSのエネルギー投資銀行部門のバンカー幹部らを採用

米シティグループは、スイスの銀 行最大手、UBSからエネルギー投資銀行部門の世界責任者、スティ ーブン・トラウバー氏ら複数のインベストメントバンカーを採用した。

トラウバー氏は15日の電話インタビューで、同氏に加え、マイケ ル・ジェイミソン、ジェリー・シュレッター、サム・ピッツ、ジョエ ル・フット2世のマネジングディレクター4人と、ジュニアレベルの バンカー数人が採用されたことを明らかにした。

トラウバー氏(48)によると、UBSのバンカーらは14日夜、U BSで勤務を続けた場合の将来の報酬に対する確実性への懸念から辞 職。シティグループへの移籍による報酬総額の増加率は20%弱と述べ た。UBSでは賞与用資金が2008年に80%以上削減されたことを受 け、ヘルスケア関連のインベストメントバンカーほぼ全員が昨年、米 投資銀行ジェフリーズ・グループに移籍した。

人材あっせん会社コモディティ・タレント(ニューヨーク)のマ ネジングディレクター、ジョージ・スタイン氏は「スティーブン・ト ラウバー氏は石油・ガス関連の投資銀行業務でUBSの名を業界に知 らしめた人物であり、今後はシティグループがその恩恵を受けること になるだろう」と指摘。「シティグループが過去2年間の守勢から抜け 出しつつある新たな兆しだ」との見方を示した。

シティグループでは今年に入ってエネルギー・電力・化学部門の 共同責任者だったジュリアン・ミイルチェースト氏が米バンク・オブ・ アメリカ(BOA)に、エネルギー関連のM&A(合併・買収)担当 責任者だったグレゴリー・サマー氏がドイツ銀行に移籍した。

トラウバー氏は60-90日以内にシティグループでエネルギー投 資銀行業務の責任者として勤務を開始する予定。ピーター・ターグ氏 とともにマイルチリエスト氏の後任としてエネルギー・電力・化学部 門の共同責任者も務める。シティグループは15日、銀行業務部門向け の社内文書で今回の採用を発表した。