短期市場:レポ金利上昇、国債決済日の要因で-TB2カ月入札順調

短期金融市場では、足元のレポ(現 金担保付債券貸借)金利が上昇した。受け渡しが国債決済集中日の21 日に当たり、証券会社の資金調達圧力が強まった。

東京レポレートは、2営業日後の21日に受け渡しされる翌日物 (スポットネクスト物)が前日比1.8ベーシスポイント(bp)高い

0.127%と、8月30日以来の高水準になった。実際の市場では0.13-

0.135%で取引が成立した。

21日は国庫短期証券(TB)3カ月物と1年物、5年債と10年 債、20年債、30年債の発行が重なる決済集中日。9月利払い債の受け 渡しが増加する影響もあり、証券会社から資金調達が強まりやすい。

国内証券のディーラーは、TBの販売が進まず在庫を抱えている ディーラーもあり、期末を控えて資金調達を急いだのではないかとい う。もっとも、為替介入の影響から当座預金は大幅に増加する見通し で、資金確保を焦る必要はないとの見方も示した。

21日は国債の大量償還日で3兆-4兆円規模の大幅な資金余剰 になる見込み。しかし、一部の金融機関に償還資金が滞留して、レポ 市場に資金が流れづらく、金利が上昇する場合が多い。9月期末の資 金繰りを慎重に進める銀行が運用を手控えやすい面もある。

一方、政府・日銀が6年半ぶりに円売りドル買いの為替介入を実 施し、介入規模は2兆円との観測もある中で、17日以降の当座預金が 大幅に増加する可能性がある。日銀はこの日、17日スタートの資金供 給オペ1兆円(期日10月7日)を実施し、介入資金を市場に放置する 姿勢を示した。

短期金融市場関係者の間では、日銀は9月期末の当座預金を20 兆円以上に拡大するとの見方が多く、介入資金を放置する効果も加わ り、例年に比べて調達金利の上昇は抑えられる可能性もある。

TB入札

財務省がこの日実施したTB2カ月物の入札は順調な結果だった。 最高落札利回りが前回8月9日に比べて0.1bp低い0.1112%に低下し、 入札後の業者間取引は0.11%で出合った。

市場関係者によると、発行額2兆5000億円のうち、8000億-9000 億円程度が落札先不明とみられており、銀行などの投資家が証券会社 を通さず、直接落札した可能性があるという。

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