米ゴールドマンを性差別で提訴-不公平な待遇と元女性社員

米投資銀行ゴールドマン・サック ス・グループから性別を理由に報酬と昇進機会に関して差別的な待遇 を受けたとして、元女性社員3人が同社を相手取りニューヨーク・マ ンハッタンの米連邦地裁に訴えを起こした。

3人は15日、書面で「ゴールドマン女性従業員の権利の侵害は 組織全体にわたるもので社の方針と慣行に基づいており、企業文化に 浸透しながら見過ごされている性差別が招いた結果だ」と主張した。

訴えを起こした元バイスプレジデントのH・クリスティーナ・チ ェンオスター氏(39)、元マネジングディレクターのリサ・パリシ氏 (48)、元アソシエートのシャーナ・オルリッチ氏(30)は、これら の役職に就いているゴールドマン女性社員を代表する集団訴訟の扱 いを求めている。

書面によれば、3人は損害賠償と、「組織的な性差別」改善の裁 判所命令を求めた。賠償額は明らかにしていない。

ゴールドマンの広報担当、ルーカス・バンプラーグ氏は「この訴 訟は根拠を欠いていると当社は考える」と述べ、「社会はわれわれの ビジネスに批判的だが、当社は傑出した女性プロフェッショナルの採 用、人材開発、維持に並々ならぬ熱意をもって取り組んでいる」と語 った。

チェンオスター氏は2006年にドイツ銀行に入行。現在、販売部 門のマネジングディレクターを務めている。ドイツ銀行の広報担当は コメントを控えた。

訴状によると、ゴールドマンの管理職における女性の割合は地位 が上がるにつれて低下する。訴状はゴールドマンの09年の公表デー タを引用し、女性の比率はバイスプレジデントでは29%、マネジン グディレクターでは17%だとした。また08年のデータでは、パート ナーで14%、経営委員会では30人中4人、役員では9人中1人だと いう。

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