【個別銘柄】輸出、アルプス、エディオ、シャープ、アクセル、国際帝

きょうの日本株市場で、株価変動 材料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比1.7%高の3060円、 日本板硝子(5202)が2.2%高の184円など。東証1部の業種別上昇率 上位は輸送用機器、精密機器、ガラス・土石製品が占めた。政府と日本 銀行が15日に6年半ぶりに円売りの為替介入を実施、為替市場で円高 が修正され、収益懸念の後退で買いが優勢だった。16日は1ドル=85 円20-70銭台、1ユーロ=110円60銭-111円60銭台付近で推移。介 入直前は対ドルで82円台後半、対ユーロで107円台後半だった。

アルプス電気(6770):3.4%高の698円と6連騰。一時707円と 8月10日以来の700円台に乗せた。スマートフォン(多機能電話端末) 向けにタッチパネル需要が増加するなか、生産拡大による同事業の成長 期待が広がった。会社側では、期初に2011年3月期のタッチパネル売 上高を前期比33%増の180億円程度と計画、10月から増産を開始する。 IRチームの神永善孝氏によると、「4-9月の売り上げは、計画に比 べややプラス」という。

エディオン(2730):1.5%高の614円。一時622円と8月18日 (628円)以来、約1か月ぶりの高値水準を回復した。今夏の猛暑でエ アコン販売が増え、4-9月の連結純利益は前年同期比6割増の50億 円前後の見通しと16日付の日本経済新聞朝刊が報道。会社側の予想値 は30億円のため、業績上振れ期待が高まった。

アクセル(6730):500円(20%)安の2000円でストップ安(制 限値幅いっぱいの下落)となり、東証上場来の最安値を更新した。パチ ンコ向けの販売低迷などで、会社側が11年3月期の業績予想を下方修 正。減額幅が予想以上に大きく、業績安定イメージが崩れたと受け止め られた。新たな営業利益予想は前期比68%減の19億7000万円。従来 は47億4000万円。パチンコの新台想定需要を300万台から250万台へ 下げた。リユース需要の本格化が予想より早まった点も響く。

日本バルカー工業(7995):5.2%高の224円。一時7%高の228 円と09年6月19日以来の高値水準を回復した。同社SR室担当者によ ると、半導体製造装置などで使われる高機能封止材の受注が想定以上に 伸び、シール製品部門の11年3月期の営業利益は前期比3倍の30億円 以上になる見込み。半導体産業向けに機能樹脂製品も伸長、通期で28 億円(前期比2.6倍)を計画している連結営業利益は上振れ必至の状況 という。

国際石油開発帝石(1605):3.8%安の39万6000円。パイプライ ンの稼働再開観測などから15日の海外原油先物価格が続落したほか、 UBS証券が16日、円高想定などから業績予想を減額し、投資判断を 「買い」から「中立」、目標株価を80万から42万5000円に引き下げ たことが影響した。

シャープ(6753):2.6%高の893円。液晶パネルを製造する堺工 場で実施していた減産体制を月内にも解除すると、片山幹雄社長が16 日午後、大阪市内での記者懇親会で明らかにした。同社は需要の鈍化な どで8月上旬から約10%の減産を実施していた。

工業用ロボット:ファナック(6954)は1.6%高の1万220円、安 川電機(6506)は2.2%高の654円、ナブテスコ(6268)は0.4%高の 1387円。シティグループ証券によると、国際ロボット連盟は10年の工 業用ロボット需要が前年比27%増になるとの予想を発表した。地域別 では、主に中国、韓国、東南アジアがけん引する。世界の工業用ロボッ ト需要回復を期待した買いが入った。

JFEホールディングス(5411):2%安の2723円。クレディ・ スイス証券は15日、投資判断を従来の「中立」から「アンダーパフォ ーム」に、目標株価を2600円から2400円に引き下げた。

ローム(6963):0.6%高の5420円。同社とグループ会社のOKI セミコンダクタは、米インテル社が組み込み用途向けに開発したプロセ ッサ「インテル アトムE6xxシリーズ」を用いたシステムの構成に 必要なLSIチップセット3種類を9月中旬からサンプル出荷、10月 から量産を開始すると15日に発表した。

スリーエフ(7544):3.8%高の541円。午後に値を上げ、一時

9.2%高の569円と2008年10月14日(10%高)以来、約1年11カ月 ぶりの日中上昇率を記録した。直営店から加盟店(FC)への移行が進 んで販売管理費が減少、収益性を高めていることが好感された。午後1 時に公表された11年2月期業績予想によると、連結純利益は3億円に なる見通し。前回予想は1億円、前期は2億8300万円の赤字だった。

くろがねや(9855):1.9%安の313円。新店出店を通じた商圏拡 大、商品政策見直しによる粗利益率の改善で6-8月(第1四半期)の 営業利益は前年同期比90%増の5500万円と伸びたが、据え置いた11 年5月期予想の5億800万円に対する進ちょく率は11%と低く、計画 達成を懸念する売りが先行した。

イマジニア(4644):0.2%高の522円。ニンテンドーDS向けパ ッケージソフトとして発売した「メダロットDS」の販売好調などを理 由に、4-9月の連結純利益予想を従来比3倍の3億円に増額修正する と前日に発表、好業績を評価した買いが先行した。

セイクレスト(8900):25%安の92円。株主割り当てで普通株 1703万4330株を発行する、と前日に発表。将来の売り圧力につながる が懸念された。

アイレップ(2132):6.7%高の7万6600円。業績堅調を踏まえ、 10年9月期末の配当計画を従来の1株当たり1000円から1500円に増 額すると前日発表。前期実績は500円。株主還元姿勢が評価された。

幼児活動研究会(2152):3.8%高の1970円。一時1990円と、09 年8月31日以来、約1年ぶりの高値を付けた。正課指導の契約園数が 増えているほか、課外体育会員数も伸び、安定的に業績を伸ばしている 点が評価された。コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは「民主党政 権が掲げる子育て支援などの社会保障関連政策の具体的な実施が期待さ れるなか、幼児活動など関連銘柄が注目度を高めていく」とみている。