三菱マテ:下期の銅地金生産5-7%減へ、フル操業継続も定期修理で

銅製錬国内3位の三菱マテリアルは 2010年度下期(10月-3月)の銅地金の生産計画を前年同期に比べて5 -7%減とする見通しだ。国内需要は堅調とみて生産能力に対するフル 操業は継続するが、定期修理の実施が影響する。

同社が銅地金の生産計画を前年同期比ベースで減産するのは3半期 ぶり。銅事業カンパニーの渡瀬研一営業部長は15日、ブルームバーグ・ ニュースとのインタビューで、「需要は思った以上に出てきており、銅 地金の需給は全世界でタイトな状況が続いている」と指摘。その上で 「下期はフル生産を計画しているが定期修理の影響で生産量は落ちる」 と述べた。同社は10月1日に下期の生産計画を発表する。

銅地金の生産施設の定期修理は、小名浜製錬所(福島県いわき市)で 10月末から14日間、直島製錬所(香川県香川郡直島町)で来年2月に18日 間の実施をそれぞれ計画している。

同社は昨年8月からフル操業を続けている。上期(4-9月)の生 産計画は前年同期比7.5%増としており、今年度全体では前年度並みの 生産量となる見通しだ。

上期は、建設関連が不振の電線分野が低位で横ばいだが、エコカー 補助金効果のあった自動車向け、液晶テレビやスマートフォン向けの半 導体関連の需要が好調。猛暑の影響でエアコンに使用される銅管需要も 盛り上がったという。

一方、エコカー補助金打ち切りの反動や半導体関連の在庫調整が一 巡している上、このところの急激な円高進行による自動車輸出の減少懸 念などから「若干不透明になってきた面もある」とも渡瀬氏は指摘して いる。原料である銅鉱石の買鉱条件の悪化が進めば、採算悪化を防ぐた め「来年度は減産も一つの選択肢になる」と言う。

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