PIMCOグロース氏:政府関連債の保有、2カ月連続縮小

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用す るビル・グロース氏は8月に政府関連債の保有を2カ月連続で縮小し た。

PIMCOのウェブサイトによると、グロース氏が運用するトー タル・リターン・ファンド(運用資産2480億ドル=約21兆2000億円) は、8月の政府関連債の組み入れ比率が36%と、前月の54%から低下 した。これは4カ月ぶりの低水準。一方で住宅ローン担保証券(MB S)の組み入れ比率は21%(前月18%)に上昇し、2009年9月以来 の高水準とした。同社は組み入れ比率の月次変化に関して直接のコメ ントはしていない。

米景気回復の失速懸念や米連邦準備制度理事会(FRB)による 国債購入拡大観測が強まったことから、10年物米国債利回りは8月に 44ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。8月25日 には2.4158%と、2009年1月以来1年7カ月ぶりの低水準に達した。

グロース氏は高利回り債の組み入れ比率を4%で据え置いた一方、 米国外の先進国債券は5%から6%に増やした。

ブルームバーグの集計データによると、トータル・ルターン・フ ァンドは過去1年間のリターンがプラス11.09%と、同種のファンド の67%よりも良い成績だった。過去1カ月のリターンはプラス0.60% で、同種のファンドの58%よりも好成績だった。