ブラジル株:上昇、経済成長減速で利上げ圧力後退-不動産・小売株高

15日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数は上昇。国内経済成長の減速で、同国中銀への利 上げ圧力が後退したことが好感された。

金利低下は収益拡大を与信に頼る企業に恩恵をもたらすとの見方 から、売上高で同国最大の住宅建設会社シレラ・ブラジル・レアルテ ィが1.7%値上がりし、BM&Fボベスパ不動産株指数は過去最高値 を更新。同国最大のディスカウント小売り、ロジャス・アメリカナス は3.1%高となり小売株の上げを主導した。ブラジルの資産家エイ キ・バチスタ氏が経営権を持つ港湾事業会社LLXロジスチカは

3.2%高。製鉄所関連プロジェクトの売却で合意したことが材料視さ れた。

ボベスパ指数は前日比0.6%高の68106.85。同指数構成銘柄の うち値上がりは51銘柄、値下がりは15銘柄。同指数は5月20日の 安値から17%上昇した。通貨レアルは0.8%安の1ドル=1.7229レ アル。

メルカト・ジェスタン・ジ・レクルソスで28億レアル相当の運 用に携わるロニ・ラセルダ氏(リオデジャネイロ在勤)は「株式市場 ではリスク志向が高まっている。今月の相場は好調なトレンドにある」 と指摘した。

ブラジル中央銀行がこの日ウェブサイトで発表した同国の7月の 経済活動指数(季節調整済)は前月比0.24%上昇した。同指数は国内 総生産(GDP)の目安となる。同中銀のデータを基にしたブルーム バーグの推計では、5-7月の指数は前四半期比で0.51%上昇し、4 -6月(第2四半期)の改定値である1.29%増から伸びが鈍化した。