「盛大な」円売り介入は成功の公算大、1年で90円に-ゴールドマン

輸出主導型の景気回復を脅かす円 高に歯止めをかけるため政府・日銀が2004年以来初めて踏み切った 円売り・ドル買い介入は成功する可能性が高いと、米ゴールドマン・ サックス・グループは指摘した。

ゴールドマンのシニア・グローバル・マーケッツ・エコノミスト、 トーマス・ストルパー氏(ロンドン在勤)は15日付の顧客向けリポ ートで、極めて明白で財務省が迅速に確認した今回の「盛大な」介入 に後押しされて、円は1年で1ドル=90円に下落すると予測した。 ただ、今後半年間は過去最高値の1ドル=79円に上昇する公算もあ り、その場合は政府・日銀による一段の介入を促すもようだという。

ストルパー氏は「今後半年間は米国の量的緩和の影響、持続的な 貿易黒字と再度介入に向けた当局の決意を試す動きを受け、円は79 円を突破してぎりぎりの最高値を付ける可能性もある」と説明。その 上で、「この間にはさらに介入が行われる見込みだ。『盛大な』介入が 最終的に成功する確率は極めて高い」と記した。

15日の外国為替市場では、野田佳彦財務相が単独介入の実施を 発表したことを受け、円が15年ぶりの高値から急落し、ほぼ2年ぶ りの大幅安となった。