米国、新たに2件の問題で中国をWTO提訴へ-カークUSTR代表

対中貿易をめぐってオバマ政権へ の圧力が強まる中、米政府は新たに2件の問題で中国を世界貿易機関 (WTO)に提訴する方針を明らかにした。

1件目は中国で営業する外資系決済処理会社に対する規制をめぐ る問題で、オバマ政権は3月に最初に問題提起していた。2件目は中 国が米国製鉄鋼製品に課したダンピング防止関税をめぐる問題。

カーク米通商代表部(USTR)代表は15日の声明で、オバマ 政権は「中国の行動によって脅かされた米国の雇用のために戦ってお り、WTO加盟国に約束された公平な条件を強く主張している」との 見解を表明した。

オバマ政権には議会から、中国との貿易や人民元相場に対して行 動を取るよう圧力がかかっている。米議会は15日、中国に元相場の 切り上げを促すことを狙った法案を協議するため公聴会を開いた。ガ イトナー米財務長官は16日に2つの議会委員会に出席する予定で、 議員らから中国問題で対応を迫られるとみられる。