欧州債:ドイツ国債は下落、日本の円売り介入でリスク資産に資金移動

欧州債市場ではドイツ国債相 場が下落。日本の円売り介入の影響で、域内で最も安全とされるドイ ツ国債に対する需要が後退した。

独2年債相場も下げた。この日発表された8月のユーロ圏消費者 物価指数が前月比0.2%上昇したことが背景にある。15年ぶりの円 高を受け、日本銀行と政府は2004年以来で初の円売り介入を実施し た。この日はドイツ政府が10年債を44億ユーロ入札、ポルトガル 政府は12カ月物証券を7億5000万ユーロ発行した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 は、「日銀の介入がリスク資産への追い風となり、これが波及してド イツ国債に悪影響を与えた」と指摘。「ドイツの国債入札はまずまず 堅調だったが、ポルトガルの入札結果はあまりよくなかった」とも述 べた。

ロンドン時間午後4時24分現在、独10年債利回りは前日比3 ベーシスポイント(1bp、bp=0.01%)上昇し2.41%。13日 には2.47%まで上げ、先月11日以来の高水準を付けた。同国債 (表面利率2.25%、2020年9月償還)価格は0.26ポイント下げ

98.64。2年債利回りも3bp上げ0.76%。