英失業者数:8月は2300人増、予想外-7カ月ぶり増加

英国の失業者数は8月、予想に反 して7カ月ぶりに増加した。政府による戦後最大の緊縮策実施を控え、 景気回復が失速しつつある恐れが示唆された。

英政府統計局(ONS)が15日発表した失業保険申請ベースの8 月の英失業者数は前月比2300人増の147万人。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミスト24人の予想中央値は3000人減だった。 8月の失業率は前月と変わらずの4.5%。

同時に発表された国際労働機関(ILO)基準の5-7月期の失 業者数は2-4月期から8000人減少し247万人となった。

キャメロン政権は来月、政府予算を最大25%削減する計画の概要 を明らかにする。イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(M PC)のマーティン・ウィール委員は14日、予算削減が雇用市場回復 への重しとなる公算があると指摘。労働組合は協調してストライキを 実施することを表明した。

VTBキャピタル(ロンドン)のエコノミストで、英財務省に勤 務した経験もあるニール・マッキノン氏は、「失業統計は失望するもの だった」と述べ、今回のデータは「英経済が直面している難しさを浮 き彫りにした。労組と政府の間の緊張を高めるだろう」と語った。

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