船主協会会長:1ドル=85円まだ高い、100円程度が適正

海運100社超で組織する日本船主 協会の宮原耕治会長(日本郵船会長)は15日の定例会見で、政府・当 局の為替介入に関して「やや遅すぎた感がある」と述べながらも、円 高を是正できたことは「評価したい」と語った。1ドル=85円の水準 はまだ高いと指摘し、「個人的には100円程度が適正水準」との見解を 示した。

宮原会長は、日本が「輸出立国であることを忘れてはいけない」 と強調。大切なことは「日本がいまから、どのように世界との競争で 勝ち抜くかだ」と述べ、1ドル=80円台前半では外航海運業界だけで なく、ほとんどの輸出企業が「勝てるはずはない」と指摘した。

さらに宮原会長は、為替介入した日本に世界が注目しており、「新 政権は今後、次々と為替・景気対策を打ち出すなどの断固とした措置 をとり、円高を放置しない姿勢をきちんと示してほしい」と語った。

政府・当局は同日午前に為替市場で円売り介入を実施し、ドル・ 円相場が急反転した。為替市場で一時は1ドル=82円88銭と、1995 年5月以来の円高となった。野田佳彦財務相は同日午前10時半過ぎに 介入したことを明らかにした。

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