住生活G株1カ月ぶり高値、中国ハイアールと提携へ-海外展開加速

住生活グループ株が一時、前日比

4.8%高の1696円と急反発。8月11日以来、約1カ月ぶりの高値水準 に戻した。中国市場で建材・住宅設備機器の販売を強化するため、中 国の海爾集団(ハイアール)と合弁事業を推進する方向で協議を始め たことが分かり、海外展開の加速や将来的な収益貢献が期待された。

住生活Gがこの日午前にホームページ上で公表したニュースリリ ース によると、住生活とハイアールは同日基本合意書を締結し、合弁 設計会社や合弁生産会社の設立を検討するほか、住生活商品をハイア ールの販売網を通じ販売を推進するという。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の水田雅展シ ニアアナリストは、今回の住生活Gの決定について、「TOTOなどと 比べるとアジア展開が遅れていたが、中国の大手企業と組むことがで き、いよいよ中国で積極的に展開できる体制ができた」と評価。ポジ ティブな経営決断だ、と話している。

住生活Gとハイアールとの提携については、会社側発表に先立ち 15日付の日本経済新聞朝刊が報道、住生活Gは2014年3月期に中国 市場での売上高を現在の約11倍の500億円にする計画と伝えていた。 水田氏は、500億円との数値目標を「現実的で実現可能な数値」と見 ており、「中国の生活水準向上や富裕層の増加で、今後は中国事業の収 益貢献度合いも高まる」との認識を示した。

住生活G株は4月12日に付けた年初来高値1958円を天井に反落、 8月25日には1565円を付けていた。水田氏は「4-9月(上半期) 業績の上振れも見込め、現在の株価純資産倍率(PBR)1倍割れの 水準は明らかに割安」と指摘、株式相場全体の上げに連れ、年内の年 初来高値更新は可能とみていた。