介入効果出るまで1年、踊り場懸念払しょくせず-バークレイズ森田氏

バークレイズ・キャピタル証券の 森田京平チーフエコノミストは15日、電話インタビューで、政府・日 銀による6年半ぶりの円売り・ドル買い介入の実施で円安になっても、 実体経済に及ぼす影響は「最短で1年程度かかる」とし、日本経済が 今年10-12月期に「踊り場」入りする懸念を払しょくするには「遅過 ぎた」との見方を示した。

森田氏は、介入に伴う円安・株高と長期金利の上昇は設備投資に マイナスながら、輸出と個人消費にプラスに働くとしている。その一 方で、介入による円安だけで「踊り場懸念」を打ち消すことは無理だ と述べ、輸出の増減は「為替面よりも実需面の影響が大きい」と強調 した。

森田氏は今後の米国経済について、在庫復元など企業部門を中心 に「底堅さがが意識されてくるだろう」とみる一方、中国経済につい ては今年4-6月期が前期比で「恐らく最悪だった」とし、年末に向 けて米中経済の回復が日本の輸出を支えるとの見方を示した。森田氏 は、こうした状況を考慮すれば、日本経済が「二番底」に陥る可能性 は「メーンシナリオではない」との考えをあらためて示した。