インド:外国からの債券投資、上限を1年半ぶり引き上げも

インドは1年半ぶりに同国債券 への外国からの投資額の上限を引き上げる可能性がある。

インド証券取引委員会(SEBI)のデータによると、外国人投 資家のインド公社債保有額は今年に入って116%増加し、9月10日 時点で164億ドル(約1兆4000億円)と、上限の200億ドルに迫っ ている。2年物国債の利回りは同様の米国債に対する上乗せ幅が6.41 ポイントと、2008年10月15日以降で最も拡大している。

インド債需要が増加している上、シン首相が財政・経常赤字の穴 埋めを必要としているため、政府は過去2年間で3回目となる上限引 き上げを行う可能性があると、英HSBCホールディングスやイエ ス・バンク(ムンバイ)はみている。

ピクテ・アセット・マネジメントのアジア債責任者、ウィー・ミ ン・ティン氏(シンガポール在勤)は、9日のインタビューで「外国 人による投資の上限を引き上げれば、財政赤字の穴埋めに役立つ。経 常収支の不均衡も是正される。この問題が解決すれば、インドにとっ て好都合だ。通貨ルピーの上昇も期待できる」と指摘した。

インドが前回、上限を引き上げたのは、世界的な信用危機を受け て新興国から資金が流出した09年3月。外国資本による社債投資の 上限が60億ドルから150億ドルに引き上げられた。国債投資の上限 が32億ドルから50億ドルに引き上げられたのは08年6月。

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