マフィア関連の風力発電実業家の資産1600億円を差し押さえ-伊当局

イタリアのマローニ内相は、警察 当局が14日、マフィアに関連するシチリアの実業家が保有する資産15 億ユーロ(約1600億円)相当を差し押さえたと発表した。当局は同国 としては最大規模となる組織犯罪関連資産の差し押さえを進めている。

マローニ内相は民間テレビ局、メディアセットのインタビューで、 イタリア史上「最大の資産差し押さえだ」と指摘。シチリアのトラパニ 地方在住のこの実業家は現在逃亡中の「マフィアのボス、マッテオ・メ ッシーナ・デナーロ氏に近い人物」と述べた。

ローマのマフィア捜査部門が発表した声明によると、この実業家は ビト・ニカストリ氏で、代替エネルギー生産事業を手掛けている。逮捕 はされていない。差し押さえられた資産は不動産100件以上、主に風力 発電事業を営む企業43社、高級自動車、全長46フィート(約14メー トル)の双胴船のほか、銀行の預金口座や証券など。

マローニ内相の8月15日の発表によると、イタリアの警察当局は 8月までの1年2カ月間に組織犯罪関連団体の資産150億ドルユーロ相 当を差し押さえた。この中には1960年に公開されたフェデリコ・フェ リーニ監督のイタリア映画「甘い生活」に登場したローマの「カフェ・ ド・パリ」も含まれている。捜査当局によると、このカフェはマフィア が所有していたという。