アジア株:総じて高い、円売り介入で日本株は上昇-中国株は安い

15日のアジア株式相場は総じて高 い。日本政府・日銀が円高進行阻止に向けて市場介入したことを受け て、日本株が約1カ月ぶり高値を付けた。一方、中国政府が不動産価 格の上昇抑制に向けて新たな措置を講じるとの観測から、中国株は売 られた。

海外の売上高が80%余りを占めるソニーとホンダはともに4% 高となった。野田佳彦財務相は円売り・ドル買いの為替市場介入を実 施したことを公表した。

オーストラリア最大の産金会社、ニュークレスト・マイニングは

1.3%高。金先物が過去最高値を更新したことを好感した。一方、中国 の不動産開発会社、金地集団は2%下げた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時16分現在、前日比

0.1%安の124.13。指数構成銘柄のうち値上がり銘柄数と値下がり銘 柄数の割合は約7対3。

日経平均株価の終値は前日比217円25銭(2.3%)高の9516円 56銭。終値ベースとしては先月10日以来の高値。一時は1.1%下げる 場面もあった。

住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、為替介 入の実施を「対ドルでの円最高値が接近し、菅首相が民主党代表選で 信任を受けたことで介入の環境が整った」と分析。このまま為替が反 転すれば「最大の懸念材料が後退し、輸出関連株には買い戻しが入り やすくなる」と予想している。

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