回転ずしの銚子丸株5連騰、店舗運営力向上で利益改善-増額検討も

首都圏を地盤に回転ずし店をチェ ーン展開する銚子丸株が一時、前日比0.6%高の2300円と5連騰。「北 海道vs銚子港」や本マグロ祭など各種イベントが好評で既存店売上高 は想定を上回って推移、利益率も改善していることが好感された。

銚子丸が14日の取引終了後に公表した6-8月(第1四半期)決 算によると、単独純利益は前年同期比45%増の1億8100万円となっ た。テレビのバラエティー番組などで同社を紹介する機会が増えたほ か、好天にも恵まれ、既存店売上高は同0.8%増となった。

同社執行役員管理本部長の大塚健一氏は「来店客数の増加で、売 上高が想定を上回った」と指摘。9-11月(第2四半期)の売り上げ 推移をみて、通期(2011年5月期)業績予想の増額修正を検討すると している。通期の純利益計画5億2500万円に対する第1四半期の進ち ょく率は34%。一方、リスク要因はマグロの仕入れ値だ。「水揚量の 減少に伴い本マグロの相場が足元で上昇しているため、原価に響かな いかどうか注視している」と大塚氏は言う。

いちよし経済研究所の鮫島誠一郎シニアアナリストは、第1四半 期決算について、「売上高が当社想定より1億円程度上回ったこともポ ジティブだが、粗利益率が想定より0.9ポイントも高い59.3%となっ たことの方がポジティブ・サプライズ」と指摘した。その上で、「店舗 ごとに原価管理を徹底する店舗マネージメント力の向上の効果が大き い」と分析している

同経研では、銚子丸の目標株価を3000円と設定、投資判断「買い」 を継続している。鮫島氏は、「業績好調を受け、割安に放置されてきた 銚子丸株の見直しが進む」と予測した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE