米モルガンSを台湾の中華開発工業銀が提訴-CDOでの損失めぐり

米投資銀行モルガン・スタンレー は、住宅ローンを裏付けとした債務担保証券(CDO)の販売をめぐ り台湾の中華開発工業銀行(CDIB)から提訴された。CDIBは、 同CDOへの投資でモルガン・スタンレーから欺かれ損失を被ったと して賠償を求めている。

CDIBの弁護団の代表らが14日発表したところでは、この裁判 はニューヨーク州地裁に7月15日に起こされた。CDIBは、モルガ ン・スタンレーが2006年半ばに米サブプライムローン(信用力の低い 個人向け住宅融資)関連証券に絡んだ投資を行い、問題があると判明 した後の07年4月にその損失をCDIBに「転嫁した」と主張した。

CDIBの主任弁護人を務める法律事務所ロビンズ・ゲラー・ル ドマン・ダウドのサミュエル・ルドマン氏は、「モルガン・スタンレー は、不当に操作された信用格付けという粗悪な基盤の上に建てられた 砂上の楼閣とも言うべき証券を組成し、CDIBに販売した」と述べ た。

モルガン・スタンレーの広報担当、マーク・レーク氏は電話イン タビューに応じ、「われわれはこれらの訴えには全く根拠がないと考え る」と述べ、「われわれは全面的に自分自身を擁護していく」と付け加 えた。