米トウモロコシ:1年11カ月ぶり高値-高温で米国の収穫減との観測

シカゴのトウモロコシ先物相場は 上昇し、2008年10月以来の高値を付けた。高温と乾燥した天候によ ってイールド(単収)が減少し、米国産の収穫高が米政府の予想を下 回るとの観測が高まったことが背景にある。

米農務省は先週、トウモロコシの生産高見通しを131億6000万ブ ッシェルとし、8月時点の予想から1.5%引き下げた。イールドの見 通しは1エーカー当たり平均162.5ブッシェルと、1カ月前の予測165 ブッシェルから下方修正された。11年の収穫前の対消費在庫率は15 年ぶりの低水準に落ち込むと予想されている。

アーチャー・フィナンシャル・サービシズ(シカゴ)の農業事業 担当ディレクター、グレッグ・グロー氏は「過去2週間の中西部東域 の作況報告は期待外れだった。従って、コーンベルト(中西部の農業 地帯)西域のイールドの昨年からの改善を示す証拠が必要になるだろ う」と指摘。「供給は逼迫(ひっぱく)する見通しだ」と述べた。

シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物12月限は、前 日比11.5セント(2.4%)高の1ブッシェル当たり4.95ドル。一時 は4.955ドルと、中心限月としては08年10月1日以来の高値に達し た。