スイス中銀は利上げか、通貨高抑制よりインフレ対策重視-UBS

スイス国立銀行(SNB、中央 銀行)の政策決定会合を16日に控え、一部で利上げ観測が浮上して いる。賃金上昇リスクと不動産価格の高騰への対応で、金利が引き上 げられる可能性があるとUBSは指摘した。

UBSのエコノミスト、レト・ヒューネルバデル氏と、為替スト ラテジスト、ビート・シーゲンターラー氏は14日付のリポートで、 SNBが政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 引き上げ0.5%にするとの見通しを示した。ブルームバーグが19行 を対象にした調査で、利上げを予想したのはUSBだけとなっている。

UBSのアナリストらは、「金融引き締めはフランの一段高につ ながる可能性が高いため、SNBはフラン高によって行動を抑制され ている」と分析し、「通貨上昇に伴う輸出セクターへの影響抑制より も、SNBは国内景気の過熱リスクを強調するはずだ」と説明した。

スイス・フランはこの日、ドルに対して上昇し、昨年12月以 来となるパリティー(等価水準)に達した。チューリヒ時間午後2時 29分現在は1ドル=1.0047フランで推移。対ユーロでは0.8%上 昇。年初来では13%上げている。

ヒルデブランド総裁率いるSNBはチューリヒ時間16日午後2 時に金融政策を発表する。