グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。ハンセン指数は4営業日続伸した。香港の 住宅価格が今後も上昇するとの見通しや、アジアの銀行に増資の必要 はないとの見方が手掛かりとなった。

中国工商銀行(1398 HK)は1.5%高。国際決済銀行(BIS) バーゼル銀行監督委員会が発表した新たな自己資本規制はアジアの銀 行の株価上昇に寄与すると、ドイツ銀行のアナリストが指摘したこと が好感された。不動産開発を手掛けるスワイヤー・パシフィック (19 HK)は3.4%、チャイナ・リソーシズランド(華潤置地、 1109 HK)は1.7%それぞれ上昇。英不動産ブローカー、ナイト・ フランクは、香港住宅価格は来年、世界一の上昇率となる公算が大き いと予想した。

中国2位の保険会社、中国平安保険(集団、2318 HK)やイン ターネット大手のテンセント・ホールディングス(騰訊、700 HK) も高い。

ハンセン指数は前日比37.69ポイント(0.2%)高の

21696.04と、先月9日以来の高値で終了。年初来では0.8%下げて いる。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比0.4%高の

12135.51。

KGIアジアのベン・クウォン最高執行責任者(COO)は「経 済情勢に若干改善の兆しがあり、これが景気の二番底懸念の緩和につ ながった」と指摘。「リスク志向も戻りつつある」と語った。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。ただ、上海総合指数ではほぼ5対4の割合 で下落銘柄数が多く、上昇は小幅にとどまった。中国の温家宝首相が 国内経済は「良好」との認識を示す一方、不動産価格の上昇が社会不 安をもたらす恐れがあると警告したことが響いた。

国内最大の乗用車メーカー、上海汽車集団(SAICモーター、 600104 CH)は0.7%高。中国の7月の景気先行指数が3カ月連続 で上昇したことが手掛かりとなった。時価総額で世界最大の航空会社、 中国国際航空(601111 CH)も高い。

一方、不動産開発関連株は万科企業(000002 CH)や保利房地 産集団(600048CH)を中心に下落。不動産価格の抑制に向けて、中 国政府が新たな措置を導入するとの観測が高まった。医薬品メーカー の哈薬集団(600664CH)は3カ月ぶりの高値から下落。上昇は行き 過ぎと受け止められた。

上海坤陽投資管理のファンドマネジャー、戴明氏は「温首相の発 言は、不動産価格が制御不能となれば、一段と厳しい措置を講じると 警告を発するものだ」と指摘。「ただ、経済に関する首相の発言を受 けて、成長が大きく落ち込む公算は小さいとの安心感を投資家に与え た」と語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前日比0.20ポイント高の2688.52。上昇率は

0.1%未満にとどまった。上海、深セン両証取のA株に連動するCS I300指数は前日比0.1%高の2965.01。

【インド株式市況】

インド株式相場は6営業日続伸し、センセックス30種株価指数 は2年8カ月ぶり高値を付けた。世界的な景気回復から恩恵を受ける 公算が大きい銘柄が買われた。

インド最大の風力タービンメーカー、スズロン・エナジーが高い。 今年黒字化を見込んでいる同社が、中国での増産計画を明らかにした ことが好感された。売上高の20%余りを欧州から得ているソフトウ エア輸出企業、インフォシス・テクノロジーズは7日続伸し、少なく とも17年ぶりの高値を付けた。欧州連合(EU)の行政執行機関、 欧州委員会が13日に今年のユーロ圏経済成長率見通しを上方修正し たことが手掛かりとなった。

ボンベイ証券取引所のセンセックス指数は前日比138.63ポイン ト(0.7%)高の19346.96と、2008年1月17日以来の高値で引 けた。同指数は直近の安値である5月25日の水準から21%上昇し ている。

スズロン(SUEL IN)は1.2%上げ51.60ルピーと、1週間ぶ り高値を付けた。インフォシス(INFO IN)の終値は1.3%高の

2975.60ルピー。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比11.6ポイント(0.3%)高の4626.5。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比3.61ポイント(0.2%)安の

1815.25。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比41.30ポイント(0.5%)高の8132.60。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比18.16ポイント(0.6%)安の3048.65。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサマレーシアKLCI指数は前日比17.48ポイン ト(1.2%)高の1474.44。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比15.65ポイント(1.7%)安の921.39。

【インドネシア株式市況】

14日のインドネシア株式市場は休場。取引は15日に再開され る。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比4.31ポイント(0.1%)安の

3968.29。