米小売売上高:8月は0.4%増、生活必需品が押し上げ

8月の米小売売上高は前月に 続きプラスの伸びを記録、今年下半期の景気が落ち込むとの懸念 がやや緩和された。

商務省が14日に発表した8月の小売売上高(速報値)は季節 調整済みで前月比0.4%増と、前月の0.3%増(速報値0.4%増) から伸びがやや拡大した。ブルームバーグ・ニュースがまとめた エコノミスト予想の中央値では0.3%増だった。

自動車を除く小売売上高は0.6%増と3月以来で最大の伸び。 エコノミスト予想では0.3%増だった。

部門別でみると主要13項目のうち8項目でプラスだった。 特に食品とガソリンスタンドの売り上げが全体をけん引した。ガ ソリンスタンドの売り上げ増加はガソリン価格の上昇を反映して いる。

国内総生産(GDP)の個人消費の算出に使用される自動車 とガソリン、建設資材を除くベースの小売売上高は前月比で

0.6%増となり、前月の0.1%減からプラスに転じた。

季節要因で変動の大きい衣料品の売り上げは1.2%増。総合 小売店は0.4%増加した。

値引き効果

リテール・メトリクスのケン・パーキンス社長によると、8 月には一部の州が特定品目の買い物について一定期間免税とした ことから、7月以上に値引きを実施したショッピングモールなど で集客増につながった。

JPモルガン・チェースの米国チーフエコノミスト、マイケ ル・フェロリ氏は「約1カ月前にあった再びリセッション(景気 後退)に突入するとの不安はある程度取り除かれた。労働市場が 改善したら、持続性のある小売りの伸びにつながる」と指摘した。

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