EU:デリバティブ規制案を緩和、中銀の負担軽減へ-欧州委文書

欧州連合(EU)の行政執行機 関、欧州委員会が、策定してきた店頭デリバティブ(金融派生商品) 規制法案を提出直前に緩和したことから、欧州各国の中央銀行はデ リバティブ取引清算機関を支える必要がなくなりそうだ。

ブルームバーグが入手した欧州委の文書によると、変更後の案 では中央クリアリングハウス(清算機関)は当局が定める流動性規 定を満たすために商業銀行からの与信を利用できる。8月27日時 点の草案では、中銀保証のみが利用可能となっていた。

欧州委は、欧州議会と加盟27カ国が審議するための法案を15 日に提出する。欧州と米国の規制当局は、605兆ドル規模の店頭デ リバティブ市場の監督強化を推進している。欧州の案は、より多く のデリバティブ取引を集中化された決済機関を通じて行うことを求 める。