菅首相再選=円高に限界も、株売られ直しはない-マネクス証広木氏

マネックス証券の広木隆チーフ・ ストラテジストはブルームバーグとのインタビューで、菅直人首相が 民主党代表選挙で再選したことについて、次のように述べた。

「市場は菅氏なら『円高・株安』、小沢氏なら『円安・株高』と決 め込みやってきたので、開票途中から円高に振れていた。きょうは菅 氏有利と見越して、円高仕掛けの動きが出ていた。それでも、あまり 株が売られていなかったので、マーケットの声として円高が行き過ぎ ているというものもあった」

「ファンダメンタル関係なしに、為替は菅氏なら円高、小沢氏な ら円安をゲームのルールのようにしていた。それに対し、株はあまり 動かず、大人の反応を見せたと思う」

「菅氏に対しては、意思決定が遅いことや対応が後手に回ること などの批判があったが、それは過去の話で、極論するとどちらが勝っ てもやる時はやらなければならない状況にある。菅氏では円高が進む というのにも限界はある」

「マーケットは一時的に過剰反応するかもしれないが、これで円 高がさらに進み、株が売られ直すことはないと見ている。それよりも 重要なことは、米国などのグローバル経済が戻り歩調なことが評価さ れ、日本株が動くこと。選挙が終わった事で、不透明材料が1つなく なり、一歩前進という感じだ」