ハーバード大中退のゲイツ氏、米公立学校のお粗末さ伝える映画宣伝

ビル・ゲイツ氏はハーバード大 学を中退してソフトウエア最大手の米マイクロソフトを創業したが、 それでも教育の重要性は理解している。映画「不都合な真実」でア カデミー賞を受賞したデービス・グッゲンハイム監督が米公立学校 のお粗末さを訴えた新しいドキュメンタリー作品「ウェイティン グ・フォー・スーパーマン(原題)」の宣伝にゲイツ氏が加わった のもこれが理由だ。

ゲイツ氏は同作品が週末に上映されたトロント国際映画祭で記 者会見し、米国の学校はマイクロソフトのようなハイテク企業が採 用できるだけの十分な技能労働者を輩出していないとの認識を示し た。

映画にも出演したゲイツ氏は「こうした人材を米国で見つける のは想像以上に難しくなってきている」と述べ、「有力大学のコン ピューター・サイエンス学部の学生は大多数が米国生まれではない。 これは米国の教育制度の問題を表している」と語った。

ゲイツ氏は米国が世界経済の中で競争できるよう教育制度の改 善が必要だと述べ「仕事で求められる能力は高くなっており、中退 者を引き付ける仕事はますます減っている」と指摘した。

グッゲンハイム監督によると、米国の公立学校の衰退は危機的 状況に達しており、毎年120万人の高校生が中退している。10代の 数学と科学の成績は先進30カ国で最低に近いという。

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