民主菅氏再選で日本株は往来続く、円高と景気不安-三菱U証藤戸氏

三菱UFJモルガン・スタンレー 証券の藤戸則弘投資情報部長は、民主党が14日の臨時党大会で菅直人 首相の代表再選を決定したことで、円高と踊り場の景気に対する警戒 が高まり、日本株は低水準の往来相場が続くとの見方を示した。

藤戸氏は、足元の円高で日本の景気が踊り場に入るなか、経済政 策で劇的変化は起こらず、これまでの路線が踏襲されると指摘。4- 6月期で25兆円ある需給ギャップに対して政府の緊急経済対策の財 源が9200億円にとどまるなど、今後も常に景気対策は小出しになるだ ろうとし、「マーケットは景気の悪化を読み始める」と分析する。

さらに為替相場では、「菅氏の方が為替介入に対するトーンが弱い と市場では見ていることから、米国景気減速や欧州財政問題への不安 を背景として介入を試させる円高が進む」と藤戸氏は予想。円高と景 気に対する懸念が根強い結果、株式相場は4月以来の閉そく感の強い 状況が続きそうだと予想する。