米国:新規の博士号取得者、女性が初めて半数上回る-大学院審議会

米国で新規の博士号取得者におけ る女性の割合が初めて過半数に達した。ここ数十年にわたる女性の高 学歴化が背景にある。

全米の大学500校余りが加盟する米大学院審議会(CGS)が14 日公表した報告書によると、2008-09学年度の博士号取得者のうち女 性の割合は全体の半分をわずかに上回り、07-08年度の49%、2000 年の44%から上昇した。法律と経営、医学の専門分野の学位は含まれ ていない。

CGSの調査・政策分析ディレクター、ネーサン・ベル氏は電話 インタビューで、1980年代以来、学士号と修士号取得者の半分以上が 女性とあって、女性の博士予備軍が増加しており、この結果は当然の ものだったと述べた。

全米の大学1600校余りの学長が参加する米教育協議会のジャク リーン・キング氏は電話インタビューで、女性運動への取り組みと雇 用市場の全分野への進出が女性の博士号取得者の増加につながったと 指摘した。

今回の調査は米国の博士号取得者全体の90%に当たる5万7600 人を対象に実施された。女性は教育学の博士号の67%、看護学を含む ヘルスサイエンスの70%を占める。

一方、エンジニアリングの78%、数学・コンピューターサイエン スの73%は男性だ。こうした分野で男性が優位を占めていることで、 女性の収入が男性を下回る理由も説明がつくと、ベル氏は話している。