荒井戦略相:円高で「ますます日銀との連携」強化が必要

荒井聡国家戦略兼経済財政担当相 は14日午前の閣議後会見で、外国為替市場で円高が進行していること について、政府が「断固たる措置」という方針を示しているにもかか わらず、「こういう急激な円高になったということは、今後ますます 日銀との連携を強めていかなければならない」との考えを示した。

荒井戦略相は最近の円高の背景について「為替は5年ぐらいおき に波を打っている」と述べ、「今回はちょうど5年目になっている事 情もある」と分析。さらに、「欧米が思い切った金融緩和に踏み切った ということから金利差が縮まってきた。日本は今の金利を下げること は技術的に難しくなっている」と述べ、「そういう意味の円高要因は あった」と説明した。その上で「日銀との連携を深めていくしかない」 との認識を示した。

また、民主党の小沢一郎前幹事長が為替介入に関して、菅直人首 相より積極的な姿勢を示すとの思惑が市場で出ていることについて 「コメントできない」と断った上で、「為替介入は日本政府の大きな 指針だ」と指摘。為替介入について「マクロ経済をどう見ていくのか。 日銀とどう連携するのか、などの中で生まれていく政策の結論だ」と 指摘。「それぞれの候補者の考え方があると思うが、私は政府が打ち 出している方針がベストだと思っている」と語った。

同日午後に判明する民主党代表選結果については「どちらが代表 になっても、日本経済の行く末は決して容易ではない。基本的な方針 は新成長戦略で進めていくことで方向性は変わらない」と強調した。

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