【テクニカル分析】NZドル、対円で8月上旬以来の63円半ばへ上昇も

上田ハーローのシニアアナリスト の山内俊哉氏によると、テクニカル分析の観点から、ニュージーラン ド・ドルは対円で8月上旬以来の高値水準となる1NZドル=63円台 半ばまで上昇する可能性がある。

山内氏は、NZドルの対円相場について、日ベースの一目均衡表 上で基準線をようやく上回り、転換線も基準線を上抜けていることを 挙げ、「目先は堅調な展開になる」と予想。「一目均衡表の『雲』の上 限と下限は限りなく接近しているが、目先は上限近辺となる62円半ば を試す可能性もある」とみている。

一目均衡表を見ると、過去9日間の高安値の平均値を結んだ「転 換線」は足元、60円73銭を通っており、過去26日間の高安値の平均 値を結んだ「基準線」(60円57銭)を上回っている。2本の先行スパ ンで挟まれた価格帯、「雲」は62円45銭付近でちょうど上限と下限が 交差している状態だ。こうした「雲のねじれ」は一般的に相場の転換 点になりやすいとされている。

NZドルは8月末に一時、58円43銭と2009年7月以来の安値ま で下落。14日の外国為替市場では61円前後で推移している。

山内氏は、「雲」が控える62円半ば付近は強い抵抗線になるとみ ているが、「仮に同水準を上抜けするようであれば、63円半ばが視野 に入ってくる」と予想。NZドル・円は金利差の面で魅力があり、「ニ ュージーランドの金利先高観も残っていることなども同通貨ペアの支 援材料になる」と指摘している。

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