パナソニク:中国・大連で省エネ住宅、12年度までに5000戸

パナソニックグループは中国・大連 で環境にやさしいマンション建設事業を強化する。住宅設備関連事業を 手掛けるパナソニック電工が大連のデベロッパー最大手の億達集団と 連携し、2012年度までに省エネ住宅約5000戸を建設、パナ電工として 売上高100億円を目指す。

中国の住宅市場では、内装を施していないマンション(スケルトン 住宅)を購入した顧客が、自ら業者に依頼し住居として完成させるのが 一般的だが、施工品質が低く、クレームが多かった。パナ電工は03年 から床材や配線・照明器具などの販売や工事を請け負う内装事業を中国 で展開。億達集団とは同年に合弁会社を設立し、事業を拡大してきた。

今後は内装工事も済ませた住宅のニーズが高まると判断。LED (発光ダイオード)照明、食器洗い乾燥機や冷蔵庫など省エネ製品・技 術を積極的に採用するほか、中国市場向け製品の共同開発なども進め、 両社で内装付住宅を提供する。パナ電工中国法人の古田芳浩董事長は14 日に東京本社で会見し、「今後は物販からソリューション型のビジネス モデルへ大きく転換する」と述べた。

パナ電工の中国事業の売上高は09年度で前年度比9.2%増の829億 円だった。12年度には約1.5倍の約1200億円に拡大させたい考え。こ のうち、大連の事業を含む住設建材の売上高は09年度の同35%増の66 億円から12年度には約2.2倍の150億円を計画する。