JR東日本株が続落、積極投資の収益貢献に疑念-ドイツ証格下げ

鉄道最大手、JR東日本の株価が 前日比2%安の5380円まで売られ3日続落。旅客需要が本格回復して いないなかで鉄道車両などの投資を積極化させているため、投資による 収益貢献が期待ほどにならないとの見方が出ている。ドイツ証券では投 資判断を「買い」から「ホールド」へ引き下げた。

同社発表の月次鉄道営業収入(他社との清算前ベース)によると、 8月は前年同月比0.6%減と2カ月連続で前年実績を割り込んだ。4- 8月の累計では前年同期比0.8%増。会社側では2011年3月通期で前 期比0.1%増(清算後ベース)を見込んでいる。10年3月期はその前の 期に比べて4%減だった。

一方、減価償却費(単独ベース)は前期の2751億円に対し、今期 は2910億円を計画している。同社IRグループの遠藤友美子氏は「車 両投資を増やしているため、来期は今期に比べて100億-150億円の増 加になりそう」としている。

ドイツ証券の安藤誠悟アナリストは13日付リポートで、「今後新 幹線車両や生活サービス事業への積極投資を計画して業容拡大を図って いるが、投資に見合うリターンが得られる局面になるかどうか、不透明 感が増してきている」と指摘。投資判断を引き下げるとともに、目標株 価も6850円から5610円に引き下げた。

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