米ムーディーズを名誉棄損で民事提訴-元社員のコルチンスキー氏

事業慣行を社内で批判したことで 降格・停職とされたとして、米ムーディーズの元アナリスト、エリッ ク・コルチンスキー氏は13日、同社と格付け部門、最高経営責任者 (CEO)を相手取り、名誉棄損でマンハッタンの米連邦地裁に民事 提訴した。

訴状によると、ムーディーズは「コルチンスキー氏による批判に 対し、同氏の信頼性を傷付け、同氏を会社に恨みを抱いた情緒不安定 で専門性に欠ける人物と位置付けるよう不適切な指摘を行った」とい う。こうした処遇により「コルチンスキー氏の専門家としての評判は 大きく傷付き、ウォール街の民間セクターで『ブラックリスト』に載 せられた形だ」と指摘。1500万ドル(約12億5000万円)以上の損 害賠償金の支払いを求めている。

コルチンスキー氏によると、ムーディーズは同氏の社内批判は 「でっち上げ」で「根拠を欠いている」と指摘したほか、同氏が内部 調査に協力せず、同社が雇った法律事務所がこうした問題に関連して 「独立した調査」を行ったと、いずれも偽りの説明を行ったという。

ムーディーズの広報担当、マイケル・アドラー氏はこの日の電話 インタビューで、「同社に対するいかなる提訴も根拠がないと確信し ている」と述べた。

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