タビオ株が5年ぶり安値、靴下苦戦し業績予想減額-初の営業赤字も

靴下専門店「靴下屋」などを展開 するタビオの株価が前日比2%安の593円と、2005年9月14日以来、 5年ぶりの安値を付けた。春先の天候不順などで主力の靴下の販売が苦 戦、3-8月(上半期)業績が事前の計画を下回ったもようと13日に 発表し、売りを呼んだ。

会社側が公表した上半期決算速報によると、本業のもうけを示す連 結営業損益は1億4400万円の赤字となったようだ。前回予想は2400万 円の黒字だった。横ばいとみていた既存店売上高が前年同期比9.4%減 と低迷。前期は好評だった「レギンス」(足先のないタイツ)や「トレ ンカ」(つちふまずの部分に引っ掛けて着用するタイツ)のブームが一 巡、定番商品となったこともマイナスに働いた。

コスモ証券投資調査部の大西等シニアアナリストは、今期(11年 2月期)は創業以来初の営業赤字もあり得るとの見方だ。「消費自体が 厳しく、営業収支均衡を挟んできわどいラインとなるのではないか」と 述べ、業績好転を確認できるまで株価は下値を模索すると予想する。

一方、タビオIR担当の廣瀬光輝氏は、10年9月-11年2月(下 半期)は出店を再開し、攻めに転じると説明する。廣瀬氏は「当社はも ともと下期偏重型のうえ、09年10月から既存店売上高がマイナスとな り発射台が低い」と指摘、下半期は1億4400万円以上の営業黒字を確 保し、通期でも黒字にしたいと述べた。

タビオが定番商品になったとみている「レギンス」「トレンカ」の 売れ筋は黒。廣瀬氏によると、「カラーバリュエーションや柄もので足 元のおしゃれを演出しようという動きが乏しく、黒一色での価格競争に なってしまった」。大手スーパーやファッション専門店も黒のレギンス を相次ぎ投入、価格を引き下げており、業績が圧迫されているようだ。

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