英BP:原油流出事故の損賠額、基金で確保の200億ドル下回る見込み

英BPはアナリストらに対し、米 国史上最悪となったメキシコ湾での原油流出事故に関連する損害賠償請 求額が、基金で確保されている200億ドル(約1兆6700億円)を下回 る可能性があるとの見方を示した。

BPの次期最高経営責任者(CEO)、ロバート・ダドリー氏との 会合に先週出席した米シティグループのアナリスト、マーク・フレッチ ャー氏によると、ダドリー氏は、事故関連の総費用の推計としては引当 金として計上している320億ドルが最も妥当な額との見解を示した。ダ ドリー氏はトニー・ヘイワード氏の後任として10月1日に就任する。

フレッチャー氏が13日、電子メールで送付した文書によると、ダ ドリー氏は、現時点の推計額を考慮すると基金に確保される200億ドル は損害賠償請求額を上回る可能性が高いとの見方を示した。基金からの 支払いに含まれていない州からの損害賠償請求もそれほど高額にはなら ないはずだと述べたという。

フレッチャー氏によると、BPは流出事故関連の基金に充てる資金 を確保するため3四半期にわたって配当を停止したが、今年10-12月 (第4四半期)の配当の支払いを再開する可能性がある。その場合、配 当額は事故前の水準を下回る見通し。ダドリー氏は7月27日、BPは 「以前の配当方針に早急に戻る」予定はないと表明。10-12月期の配 当を支払うかどうかについては触れなかった。