9月13日の海外株式・債券・為替・商品市場(訂正)

欧米市場の株式、債券、為替、商 品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロが対ドル大幅高-リスク資産買い

ニューヨーク外国為替市場ではユーロがドルに対して10週間ぶ りの大幅上昇。銀行が新たな資本規制の順守へアナリストの予想以上 の猶予期間を与えられたことで、リスク資産に対する買い安心感が広 がった。

円とドルは下落。中国の工業生産および小売売上高が予想を上回 ったことから、世界的な景気回復が勢いを増しつつあるとの見方が強 まり、安全資産の需要が減退した。ユーロの支援材料としては、欧州 連合(EU)の欧州委員会が今年のユーロ圏経済成長率見通しを従来 予想のほぼ2倍に上方修正したことも挙げられる。スウェーデン・ク ローナはユーロに対して、ほぼ3年ぶりの高値に上昇した。

ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、ヴァシーリ・セレブ リアコフ氏(ニューヨーク在勤)は、「中国の統計はおおむね景気減速 が底を打ったことを示唆した。それが一段のリスク選好の動きにつな がった」と指摘。「今週はリスクに敏感な通貨に目が行く」と述べた。

ニューヨーク時間午後4時35分現在、ユーロはドルに対して前営 業日比1.6%高の1ユーロ=1.2878ドル。一時は1日の上げ幅として は7月1日以来の最大となる1.7%高の同1.2893ドルを付ける場面も あった。円はユーロに対して0.9%安の1ユーロ=107円70銭(前営 業日は106円72銭)。円はドルに対して0.6%高の1ドル=83円65 銭。一時は83円51銭を付け、8日に付けた1995年以来の高値の同 83円35銭付近で推移している。

MSCI世界指数は1.4%高。S&P500種株価指数は1.1%値上 がりした。

中国経済

中国国家統計局の11日の発表によると、8月の工業生産は前年同 月比13.9%増加。伸び率は5月以来の最大となった。同国の8月の小 売売上高は前年同月比18.4%増加。ブルームバーグがまとめたエコノ ミスト予想の中央値は18%増だった。消費者物価指数(CPI)は前 年同月比3.5%上昇と、1年10カ月ぶりの高い伸びとなった。

オンライン為替取引会社GFTフォレクスの調査ディレクター、 ボリス・シュロスバーグ氏(ニューヨーク在勤)は「ユーロが中国の 前向きな統計結果から最も恩恵を受けていることは明らかだ」と指摘。 「中国の統計は、米経済の弱さにもかかわらず中国が需要の原動力に なっていることを示唆しているため、リスク志向の復活につながった」 と述べた。

バーゼル銀行監督委員会は、将来の金融危機を阻止するための国 際的取り組みの一環として、銀行に対する狭義の自己資本比率の最低 基準を現行の2倍余りに引き上げ、新規制の完全適用までの猶予期間 を8年以内とすることで合意した。

円は、民主党代表戦を14日に控え下落。菅直人首相と小沢一郎 前幹事長が得票を争う。

「介入のリスク」

シティグループのG10為替ストラテジー責任者、スティーブン・ イングランダー氏は顧客向けリポートで、「外国為替市場では介入のリ スクに関心が集まっている。為替のスポット価格が現在84円を割り込 んでいることは、菅氏が首相の座を維持する公算が大きいことを示唆 している」と指摘。「小沢氏のサプライズ勝利となれば、介入期待で円 ロング(買い持ち)のポジション解消につながるため、対円でのドル 相場には上昇圧力がかかるだろう」と述べた。

ブルームバーグ相関加重通貨指数によると、円は年初来14%高と、 先進国10カ国通貨中で上昇率トップとなっている。逃避通貨として買 われたことが背景にある。

◎米国株:1カ月ぶり高値、景気観や新規制移行期間を好感

米株式相場は続伸。主な株価指数は1カ月ぶりの高値をつけた。 中国の工業生産増加や欧州成長予想の上方修正を受け、景気に対する 信頼感が高まった。

JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカ(BOA)が 大幅高。銀行資本新規制の移行期間が予想より長かったことを好感し た。マイクロソフトは5.3%高。配当と自社株買いの資金調達で起債 を計画していると事情に詳しい関係者が明らかにした。アドバンス ト・マイクロ・デバイシズ(AMD)やマイクロン・テクノロジーも 高い。米調査会社ガートナーが半導体企業の2010年の設備投資につい て前年から倍増するとの見通しを示したことがきっかけ。

S&P500種株価指数は前営業日比1.1%高の1121.90。年初来の 下落分を埋め、0.6%高に転じた。ダウ工業株30種平均は81.36ドル (0.8%)上げて10544.13ドル。

セキュリティー・グローバル・インベスターズのファンドマネジ ャー、マーク・ブロンゾ氏は「米国がリセッション(景気後退)に逆 戻りするのではないかとの懸念が強まるにつれ、投資心理が非常に暗 くなっていた。だが、過去数週間に米国と中国から発表された経済指 標は予想を上回り、欧州は恐れられたほど悪化していない」と述べた。

S&P500種は1115前後の200日移動平均線を突破した。チャー ト分析によると、200日移動平均を上抜くと、相場の一段高を示す可 能性がある。

中国指標

中国国家統計局の11日の発表によると、8月の工業生産は前年同 月比13.9%増加。過去3カ月で最高となった。小売売上高と新規融資 は予想を上回った。輸入も加速し、中国経済成長の回復を示した。

欧州連合(EU)の欧州委員会は13日、今年のユーロ圏経済成長 率見通しを1.7%と従来予想(0.9%)のほぼ2倍に上方修正した。こ れも米国株の支援材料となった。EU加盟27カ国全体では1.8%(従 来予想1%)と見込まれている。

S&P500種の金融株指数は2.3%高と、全10セクターで上昇率 トップ。銀行新規制への移行期間がアナリスト予想より長く、欧州や アジアでも株高となった。バーゼル銀行監督委員会は12日、銀行の自 己資本比率の最低基準を2倍以上に引き上げる一方、移行期間を最長 8年に設定した。

JPモルガンは3.4%高、BOAは3%上昇。

ハンティントン・バンクシェアーズなど一部地銀株も上昇した。 サンフォード・C・バーンスティーンが信用トレンドの回復とバラン スシートの改善を理由に投資判断を引き上げたことが背景。

レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフ投資ストラテジ スト、ジェフリー・ソー氏は、「弱気になるのは間違いだ」と指摘。「直 近の世界経済指標はリセッションに逆戻りしないことを示している。 加えて、銀行規制は懸念されたほど厳しくはなかった」と語った。

世界景気への楽観的な見方を背景に素材株や情報技術(IT)株、 資本財株も高い。アルコアとシスコシステムズはそれぞれ3.1%上昇 した。

著名投資家で資産家のウォーレン・バフェット氏は、同氏率いる 米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが所有する事業は拡大を 続けていると述べ、米国における第2のリセッションの可能性を否定 した。

バフェット氏は13日、モンタナ経済開発サミットで講演し、「米 国に対しては非常に強気だ」と述べ、「景気の二番底は決してないだろ う。当社の事業はほぼすべての分野で回復しつつある」と指摘した。

減税延長期待

資産運用会社グラスキン・シェフ・アンド・アソシエーツ(トロ ント)のチーフエコノミスト、デービッド・ローゼンバーグ氏は13 日付のリポートで、ブッシュ政権時代に導入した減税が延長されると の見方も株高の一因だと指摘した。減税問題は今週再開される米議会 の焦点となる見通し。

共和党のジョン・ベイナー下院院内総務(オハイオ州)は、オバ マ大統領が求めている中間層の減税について、富裕層の減税打ち切り を意味することになっても支持する姿勢を示した。クリス・バンホー レン米下院議員(民主、メリーランド州)はこれより先、中間層の減 税恒久化に共和党が同意すれば、ブッシュ前政権の富裕層向け減税の 1年延長を検討する可能性もあると示唆していた。

半導体株が高い

S&P500種の半導体株指数は3.1%高と、全24産業中で上昇率 首位となった。米調査会社ガートナーは13日、半導体メーカーの設備 投資支出が2010年に369億ドルと、前年(166億ドル)の2倍以上に なるとの見通しを電子メールで発表した。

マイクロン・テクノロジーは8.3%上昇し、インテルは3.3%高。

ブルームバーグ集計のデータによると、米国株の下落に備える保 険料の指標となるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティ リティ指数(VIX指数)の先物は、同指数が3カ月で33%上昇する との見方を織り込んでいる。欧州や新興市場の同様の指数も先物との 格差が過去最高に近い水準まで拡大。

VIX指数と先物の水準がここまで開いた過去7回のうち5回に ついては、米S&P500種株価指数がその後の半年間で平均11%上昇 した。米証券会社ベアー・スターンズの事実上の破たんから2カ月経 過した2008年5月が例外の一つで、株価はその後40%下落した。

クラリデン・ロイのファンドマネジャー、マティアス・ファンク ハウザー氏は、「悲観的な見方があまりに強かったので、自信を取り戻 すには時間がかかるだろう」と述べ、「どこを見ても株式は現在、非常 に魅力的だ。これまで売られ過ぎていたため、センチメントに少しで も変化が表れれば、ここからの上昇はかなり期待できる」と説明した。

◎米国債:相場反発、10年債利回り5週ぶり最高から低下

米国債相場は上昇。10年債利回りは5週ぶり高水準から低下した。 8月の米財政赤字が前年同月比で縮小したほか、米連邦準備制度理事 会(FRB)が34億ドルの米国債を購入したのが影響した。

2年債に対する10年債の上乗せ利回りは縮小。利回り格差は一時、 8月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合以来の最大まで拡大した が、長期債への需要が回復するにつれて縮小した。中国の工業生産が 予想以上に伸びたことに反応し、指標となる10年債は朝方一時、下落 していた。

トロント・ドミニオン銀行、TDセキュリティーズ部門のチーフ 金利ストラテジスト兼エコノミスト、エリック・ラッセルズ氏は、「売 り浴びせで始まったこの日の債券市場は、逆転劇を演じた」と述べ、 「米国債利回りがここ1カ月での最高をつけ、投資家が戻りつつある」 と説明する。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後4時3分現在、10年債利回りは前営業日比6ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下の2.74%。同年債(表面利率2.625%、 2020年8月償還)価格は15/32上げて99。

10年債利回りは一時、2.85%と8月6日以来の最高を記録した。 ブルームバーグがまとめたアナリスト予想では10年債利回りは年末 までに3.10%に達する。

30年債券

30年債利回りは3bp下げて3.84%。一時は3.93%と、8月13 日以来の高水準に達した。2年債利回りは4bp下げて0.53%。

10年債と2年債の利回り格差は2.21ポイント、先週末は2.22ポ イントだった。この日は一時、8月10日以来で最大の2.27ポイント まで格差が拡大した。

ニューヨーク連銀は34億ドル規模の米国債買い切りオペを実施 した。連銀の発表によると、対象証券の償還期日は2016年8月-18 年11月。8月17日に始まった今回のプログラムでの購入総額はこの 日の分を含め176億4300万ドルとなった。10月初めまで総額270億 ドルの米国債を購入する計画だ。

ゴールドマン・サックス・グループとパシフィック・インベスト メント・マネジメント(PIMCO)は、リセッション(景気後退) 再発の事態を回避するためFRBが年内にも米国債購入を通じた量的 緩和策を再開すると予想している。バンク・オブ・アメリカ(BOA) は、FRBが10年債利回りを2011年1-3月(第1四半期)に過去 最低の1.75%に低下させるとの見方を示している。

米財政赤字が縮小

この日の米国債は財政赤字の縮小も支援材料だった。米財務省が 発表した8月の米財政収支は905億ドルの赤字と、前年同月の1036 億ドルの赤字から赤字幅が縮小した。ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト予想の中央値は950億ドルの赤字だった。今会計年度が始ま った昨年10月から8月までの累計赤字額は1兆2600億ドル。前年同 期は1兆3700億ドルだった。

スイス・バーゼルで開かれた国際決済銀行(BIS)バーゼル銀 行監督委員会は、将来の金融危機を阻止するための国際的取り組みの 一環として、銀行に対する狭義の自己資本比率の最低基準を現行の2 倍余りに引き上げ、新規制の完全適用までの猶予期間を8年以内とす ることで合意した。

バーゼル委員会は銀行に対し、リスク資産に対して普通株などの 比率を最低でも4.5%維持するよう義務付ける。同委の発表資料によ れば、状況悪化時に備えた上乗せ基準を2.5%とする。この上乗せ基 準を満たさない銀行は、資金調達を義務付けられることはないが、配 当停止とされる。

モルガン・スタンレーの米金利戦略責任者、ジェームズ・キャロ ン氏は、新規制は「銀行にとって償還期限の短い証券を購入するイン センティブを与えることになる」と指摘した。さらに、規制の下では 「含み損益は規制上の自己資本に影響を及ぼす」、「償還期限の短い証 券は期間の長い証券よりも変動が少ないことから、銀行は短期証券を 好む可能性がある」と続けた。

◎NY金:上昇、ドル下落で代替投資需要が高まる-1247.10ドル

ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに上昇。ドルの下落で代 替投資先としての金への需要が高まった。

主要6通貨のバスケットに対するドル指数は一時1.1%下落。通 常、金はドルと反対方向に動く傾向がある。

ラサール・フューチャーズ・グループのトレーダー、マシュー・ ジーマン氏(シカゴ在勤)は「この日はドルがかなり下げており、そ のため金が押し上げられている」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場12月限は前営業日比60セント(0.1%)高の1オンス=1247.10 ドルで取引を終了。一時は0.4%上昇する場面も見られた。過去3営 業日では1%下げていた。

◎NY原油:上昇、パイプライン稼動停止と中国統計で

ニューヨークの原油先物相場は4週間ぶりの高値に上昇。米パイ プライン稼動停止で出荷に障害が出ているほか、中国の工業生産の増 加で原油需要が加速する可能性が示唆された。

原油先物10月限と同11月限の価格差は過去3週間で最小に縮小。 エンブリッジ・エナジー・パートナーズのパイプライン「6A」が稼 動停止となったことが背景にある。同パイプラインはカナダ産原油を 米中西部の製油所に輸送する。中国国家統計局が9月11日に発表した 8月の工業生産は前年同月から13.9%増加した。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード) のアナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は、「パイプライ ンの稼動停止が相場上昇の良いきっかけとなった」と指摘。「中国の成 長は重要な原油の押し上げ要因の一つだ」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前営 業日比74セント(0.97%)高の1バレル=77.19ドルで取引を終了し た。一時は78.04ドルと、日中取引としては8月11日以来の高値を付 ける場面もあった。

◎欧州株:4カ月ぶり高値に上昇-銀行、鉱業株が高い

欧州株式相場は4カ月ぶり高値に上昇。バーゼル銀行監督委員会 が銀行の新自己資本規制について妥協案を出したほか、中国と欧州の 経済統計の発表が景気回復への確信を強めたことが買いにつながった。

ベルギーのデクシアは6.2%高。フランスのクレディ・アグリコ ルは5.8%上昇し、銀行株の上げをけん引した。バーゼル委員会は銀 行の自己資本比率の最低基準を引き上げる新規制について、最長8年 の移行期間を設けることを明らかにした。

資源大手の英・オーストラリア系BHPビリトンやリオ・ティン トも上昇。8月の中国の工業生産が増加したことが材料視された。

ストックス欧州600指数は前営業日比0.7%高の266.45と、4月 26日以来の高値で取引を終了。先週は週間ベースで1.7%上昇し、5 月に付けた年初来最安値からの上昇率は14%に拡大していた。株安で バリュエーション(株価評価)が1年ぶりの割安水準となったことが 背景にある。

RCMのルーシー・マクドナルド最高投資責任者(CIO)は、 「先行き不透明感が払拭されるのは常に良いことであり、今では市場 でだいたいどれだけの資金が調達されるのか、以前より把握できるよ うになってきた」と指摘。「株の割安感は増している。値動きの荒さに 耐えられるなら、かなり好ましい環境だ」と続けた。

BHPビリトンとリオ・ティントは、いずれも2.5%上昇した。

◎欧州債:独30年債が下落、利回り3%超-世界的な景気回復兆候

欧州債市場ではドイツ国債相場が下落し、30年債利回りは3週間 ぶりに3%を超えた。中国の工業生産が予想を上回る伸びとなったほ か、欧州連合(EU)行政執行機関の欧州委員会が経済成長率見通し を引き上げたことが背景にある。

独10年債利回りは1カ月ぶり高水準となった。11日の中国政府 発表によると、8月の工業生産は前年同月比13.9%増加と、ブルーム バーグが集計したエコノミスト予想を上回った。欧州委はこの日、2010 年のユーロ圏成長率予想を1.7%とし、従来予測の0.9%から上方修正 した。

イタリア政府が同日実施した55億ユーロ相当の国債入札(2015 年と40年償還)では、応札倍率が前回入札を上回った。

クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、ピーター・ チャットウェル氏は、「景気回復の兆候でリスク志向が改善し、ドイツ 国債に対する需要が後退した」と述べ、「リスクの高まりなしに、利回 りを2.4%以下に抑えることは難しく、上昇圧力にさらされるだろう」 との見方を示した。

ロンドン時間午後4時45分現在、独30年債利回りは前週末比5 ベーシスポイント(1bp、bp=0.01%)上昇の3.03%。一時は

3.06%まで上げ、先月16日以来の高水準を付けた。同国債(表面利率

3.25%、2042年7月償還)価格は1.12ポイント下げ104.54。

独10年利回りは前週末比3bp上昇の2.42%、2年債利回り は1bp上げ0.75%となった。

◎英国債:10年債利回り、1カ月ぶり高水準付近-株高と中国指標

英国債市場では10年債相場が約1カ月ぶりの高水準付近にとど まった。株高に加え、中国の工業生産が予想を上回る伸びとなったこ とから、安全資産とされる国債の需要が後退した。

30年債相場は4営業日続落。主要国の銀行監督当局で構成するバ ーゼル銀行監督委員会は12日、世界の銀行に対する狭義の中核的自己 資本比率の最低基準を現行の2倍余りに引き上げることで合意した。 JPモルガン・カザノブが英国の銀行大手は好ましい位置にあるとの 認識を示したことを手掛かりに、FT350種銀行指数は2%上げた。 労働組合の指導者らがキャメロン首相の予算削減案に反対を表明した ことを背景に、英政府が財政緊縮策を緩和するとの観測が広がった。

ロイズ・バンキング・グループのエコノミスト、ケネス・ブルッ クス氏(ロンドン在勤)は、「8月の相場上昇が反転しつつある。利回 りは全般的に上昇している。中国の経済データや新銀行規制が要因だ」 と語った。

10年債利回りは一時、6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇し3.18%と、先月11日以来の高水準となった。ロンドン時間午 後5時20分現在は3.12%と、前週末からほぼ変わらず。同国債(表 面利率4.75%、2020年3月償還)価格は113.36。30年債利回りは

4.11%。前週末からは1bp未満の上げとなっている。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 名子 知子 Tomoko Nago-Kern +1-212-617-2407 tnagokern@bloomberg.net ニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka +1-212-617-5823 motsuka3@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 、Yoshito Okubo 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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