欧州株:ほぼ変わらず、米小売売上高増加が支援-独景況感悪化で売り

欧州株式相場はほぼ変わらず。 ストックス欧州600指数は4カ月ぶりの高値付近でもみ合いとなった。 米小売売上高が予想を上回ったことが好感されたものの、公益株の下 落や独景況感指数の悪化が売りを誘った。

ドイツの公益事業RWEとエーオンが下落。証券会社が投資判断 を引き下げたことが手掛かりとなった。欧州の家電大手、オランダの ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスは3.9%安。同社が発表 した向こう5年間の新たな業績目標が嫌気された。一方、スペインの 風力タービンメーカー、ガメサ・コルポラシオン・テクノロヒカは

9.6%高。買収をめぐる観測を背景に買われた。

ストックス欧州600指数は266.4と、前日比0.1%未満の下 げ。前日は終値ベースで4月26日以来の高値を付けた。今年は欧州 の一部で財政赤字削減について懸念が強まる中、経済指標は強弱まち まちの内容が続いている。株安でバリュエーション(株価評価)が1 年ぶりの割安水準となったことで、ストックス欧州600指数は5月に 付けた年初来の安値から15%値を戻している。

大和アセット・マネジメントのファンドマネジャー、グレガー・ スミス氏は「経済成長は依然として弱いようで、懸念がかなり強まっ ている」と指摘。「上昇局面でもある程度の不安感はなくならない。 今後、どうやって経済が伸びていくのか想像しにくい」と語った。

RWEは1.8%安。エーオンは3.4%下げた。

この日は、8月の米小売売上高が2カ月連続で増加したことで買 いが先行したが、9月の独景況感指数が予想以上に悪化し、1年7カ 月ぶりの低水準となったことが嫌気され、それまでの上げを消した。

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