米BOA、約1.7兆円の融資買い戻し必要-モノライン業界団体が指摘

資産規模で米銀最大手バンク・オ ブ・アメリカ(BOA)は、誤った情報や不十分なデータに基づいて 実行した住宅ローン最大200億ドル(約1兆6700億円)相当を買い戻 す必要があると、金融保証会社(モノライン)の業界団体が指摘した。

金融保証保険業協会(AFGI)がBOAのブライアン・モイニ ハン最高経営責任者(CEO)にあてた2日付書簡によると、買い戻 しの必要があるのは、保証会社が調査した2005-07年に組成して焦げ 付いたホームエクイティローン(住宅価格からローン残高を差し引い た持ち分を担保とした融資)融資枠や住宅ローンのうちの半分余り。 米アムバック・ファイナンシャル・グループやアシュアード・ギャラ ンティーが加盟するAFGIは、買い戻しが計100億-200億ドルに 達すると予想している。

住宅ローン関連証券の買い手や金融保証会社はローンが誤ったデ ータや誤解を招く情報、不十分なデータに基づいて組成されたとして、 銀行への買い戻し要請を強めており、銀行はこうした要請に対応して いる。クレディ・スイス・グループによると、米4大銀行の買い戻し はすでに98億ドルに達している。BOAは、未決着の苦情は111億ド ル相当だとし、「個別の案件」ごとに検討する姿勢を示している。

BOAの広報担当ジェリー・ダブロウスキ氏は、BOAは書簡に 関するコメントを控えると述べた。AFGI幹部のテレサ・ケーシー 氏は13日の電話インタビューで、BOAが同協会にまだ回答してきて いないと述べた。